ブレーキキャリパOH
先ずはATEのOHキット(000.421.71.86) と新品のPAD(002.420.15.20)を入手します。
とりあえず、というか当然というかキャリパ単体の状態にします。
ピストン部分にウエスを突っ込んでおき、エア圧をブレーキホースの接続口から掛け、
勝手にピストンを1つ飛び出させます。
ピストンはかなりの勢いで「ボン!」飛び出すので指の位置に注意しましょう!!!。
取り出したピストンには印を付けてどの位置から出たモノか判るようにしておきます。
#ピストンの大きさは2種類あるので大きい方の1個、小さい方の1個に印を付ければOKですね
スリーブ側に残ったシールは精密ドライバなどで引っ掛けて取り出します。
飛び出したピストンを元のスリーブの戻して工具(シャコ万力、U字鉄板etc)で固定し、別のピストンを抜く.....
これ繰り返して4個のピストンを取り出します。


灯油を使って、ブラシ、耐水ペーパ等総動員でサビと汚れ(シール剤のカスetc)を洗い流していきます。
#今回微小なサビが内側の大きい方のスリーブのエッジに1個所あっただけなので楽な方でしょう。
ピストンやスリーブに傷を付けないように注意するのは当然ですね!
手が入らずイライラしますが、根気良く掃除していきます。
シールの嵌る溝の部分にはシール剤や汚れが溜まっているので、特に念入りに。
このクリーニング作業がOHのキモですので、くれぐれも手を抜かないようにしましょう。
作業が終わったら水洗いをしますが、そりゃもうバシャバシャッとキレイに洗ってください。
水洗い後、エアを使って水分を完全に吹き飛ばしましょう、ブレーキフルードの気持ちになってエアを吹けばOKでしょう(笑)
スリーブ側のシールにブレーキ用のラバーシールを薄く塗り(塗りすぎると余分なシール剤がとぶまで初期フィールが
悪くなるので注意)
ブーツにもシール剤を塗りますがピストン嵌め込む為だけ、あくまで潤滑用と考えて、「ピストンの当たり面だけ」に塗ります。
ブーツはぐーっと引っ張ってスペースを作り、確実にピストンの溝に嵌め込みます。

ピストンの奥側エッジ部分に(スリーブ側のシールをスムースに通る様に)シール剤を塗り、ググッと力を入れて
所定のスリーブに収めていきます。
ここで掃除に続く第2ポイント、ブーツをキャリパ側の溝にしっかり嵌め込む作業に入ります。
#ここ(ブーツ側、キャリパ側共)にはシール剤を塗らないように!
作業はピストン毎に1個づつ確実に行いましょう。
#外側(溝の無い方)は比較的簡単ですが、内側は微妙〜に手が掛かります。
ウエス、プライヤ、ハンマー、頭を使ってブーツに傷を付けないようにキッチリ嵌め込みましょう!!
これにてOH完了、道具さえあれば単純ですが、重要保安部品ですのでくれぐれも慎重に作業しましょう。
OH直後のブレーキはピストンの動きが良すぎて?ブレーキペダルがスッと奥に入る感じで不安になりますね、
ブレーキ自体は正常に効いていますが。
数100キロも走行すれば馴染んでくるようです。