FUELデスビ交換
(M117エンジン)
ミクスチャを濃くしてもアイドリングで不整脈、ブルブルと大きな振動、始動性の悪さ(絶好調時に比べて)の
原因を診断していきました。
プラグの焼け具合は焼け気味、OILの付着があったこともありバルブステムシールは交換。
FUELインジェクタは新品に交換。
可燃性のガスをインテークの各接続部分に少しづつ噴射しエア吸いなしを確認。
そして次の確認事項としてFUELデスビの順番が回ってきました。
エアクリーナをはずしてエンジンを始動し、アイドリングを保ちます。
FUELデスビの配管を1気筒づつ緩めてガソリンの漏れ具合、色、アイドリングの変化を
確認します。
「くっ」と配管を緩めただけでガソリンが漏れてきてアイドリングに変化があれば正常としましょう。
じゅうぶんに燃圧が掛かっていたところから圧力が抜けて不調になったと読めるからです。
配管を大きく緩めないと燃料が漏れて来なかったり、アイドリングに変化がないようであれば
もともと燃圧や流量が低くインジェクタかFUELデスビに問題アリとうかがえます。
さて診断の結果は!?
正常な反応を示したのは1気筒だけで、あとは非常に反応が悪い...
8気筒のうち3ヶ所からは茶色いガソリンが滲み出てきました、まさに錆色のガソリンです。
| 実験的に2ヶ所を同時に緩めてみましたが 差は歴然です。 左下の配管から漏れて来るガスは茶色。 右上の配管から漏れて来るガスは透明です。 #ガソリンは赤く着色されているのですが #少量なら透明に見えるはずです。 |
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もともと高価(30万円弱)なFUELデスビですから、中古の入手もなかなか困難です。
あっても素性が知れていなければ意味がありません。
燃圧補正のガバナーも4万円を超える値段ですし、レギュレータも6万円と高価。
近所のスーパーオートバックスにスナップオンのFUELインジェクタクリーニング装置「Dr.CARBON」があり
排気量格差なし均一料金で施工してくれるとのことで、先ずはコレにダメ元で挑戦してみました。
施工直後は変化に乏しく、自車のケースではやはり無理だったのかなぁ〜と思っていたのですが。
ギアのセレクターを2ポジションでなるべく回転数を上げて走行している数日のうちに改善の兆候が
見られました。

大きなブルブルブルという不整脈が払拭されていたのです。
このまましばらく様子を見ようとも思いましたが、送料込み25,000円という破格値でFUELデスビが入手
できたことと、相変わらず茶色いガソリンが出てくる配管があるので軽い気持ちで交換してみることに
しました。
余裕を見ても1時間で終わる作業ですし、ダメなら元に戻せば良いんですから。
| 必要なTOOLは12mm、17mmのスパナと TX25のトルクス1本。 一部アクセスし難い部分もあるので数種類の スパナを用意すると良いでしょう。 |
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今回入手した中古のデスビはR129 500SL初期の KE制御車から外してきたもので品番は000 074 25 13 もちろんガバナー(000 070 39 62)付き。 Oリング(014 997 34 48)は新品を用意しておきます 写真にはリング2個が写っていますが、1個は使用済品 です。 |
| シールリングはデスビ裏側のミゾにあります。 裏側中央のピストン部分の赤い色は長年少しずつ 滲んだガソリンの色素ですね。 ブレクリーンで簡単にキレイになります。 |
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エアクリーナを外して準備完了。 |
| 上部の各気筒への配管8本、 差圧レギュレータの配管を12mmで外します。 燃料の供給、リターンの配管は17mmで。 ガソリンが漏れ出てきますので、ウエス(ボロキレ)の 準備は必須ですね。 |
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特に←部分はレギュレータの圧力がもろに 掛かっているので勢い良く噴出してきますので 要注意 |
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上部3本のトルクを外し、デスビ本体は 配管をくぐらすように上方向に抜き取ります。 組み立ては逆の手順で、特に難しいことは ありません。 交換後の再始動はガソリンが回り切るまで少し 時間が要るので、長めのセル+休憩を4〜5セット が必要となります。 始動中、始動後にガソリンの漏れが無いことを確認 して、エアクリナを組んで作業終了となります。 |
交換後の試験結果は...
5600ccエンジン特有の微振動はさすがに無くなりませんでしたが、坂道発進でクリープ状態から
アクセルを踏んだときの動きで一瞬くぐもる感じがなくなり大変スムースになりました。
停止状態から1500rpmくらいまでの動きが大変よろしいと。
不整脈についてはカーボンクリーナ施工後と大きく変わる部分はありませんが、もう少しウォッチが必要ですしょう。
次回、FUELアキュムレータのパンクを検証する予定です。
あ!って大事な調整を忘れていました。
ミクスチャ調整してないぢゃん!
触媒があるのであんまり濃くはできませんが、ギリギリまで濃くしてあげました。
んで、補正が働かないようにO2センサのコネクタを外してしまいました。
うん、ぶるっ!っとくる振動が軽減されました、よしよし??
その後、点火系のリフレッシュも行い再度燃料調整も行い、O2センサも動作させて正しく運用中です
。